系解説

シュメール系

シュメール系(赤色のアイコン)


シュメール文明は、紀元前3500年から紀元前2000年ごろにかけて、メソポタミア地方(現在のイラク南部)で栄えた古代文明です。シュメール古拙文字と呼ばれる人類初の文字が作られました。これは表意文字でしたが、のちにフェニキアによって表音文字であるアルファベットにリノベーションされました。 シュメール古拙文字の影響を受けたと思われる文字が世界各国で見つかっており、日本で発見されるペトログリフも大半がシュメール古拙文字として読み解かれます。シュメール文明の影響が確認できる遺跡をシュメール系としました。日本では、九州南部で活躍したアマミク海洋民が残した遺跡に、シュメール古拙文字が多数見つかっています。

環太平洋先史文化圏

環太平洋先史文化圏(水色のアイコン)


年代は地域によって異なりますが、紀元前1万年から紀元前500年ごろ、大平洋側で栄えた文明です。日本を含む東アジア、東南アジア、オセアニア、アメリカが含まれます。土器の文様が特徴的なラピタ人、高い航海技術を持ったプリテニ海洋民などがいました。⚪︎や△、◻︎を使った文字が特徴的で、日本の中部地方を中心に影響が見られます。

フェニキア系

フェニキア系(黄色のアイコン)


現在のレバノン沿岸部を中心とし、古代地中海全域に発展した文明で、高い船舶技術を利用した商業を営んでいました。時代は紀元前1500年から紀元前500年頃です。フェニキア人は、シュメール語をもとに個々の音を表すアルファベットを発明し、これがのちのラテン語へとつながります。日本にもフェニキア人が訪れていた痕跡が残っています。

ギリシャ・ローマ系

ギリシャ・ローマ系(緑色のアイコン)


シュメール、フェニキア、ケルトの文化はギリシャ・ローマにも引き継がれます。ギリシャのストーンサークル、トルコのアルテミス神殿などは巨石文化の流れをうけています。ギリシャ・ローマの宗教における最高神はゼウス(ジュピター)で、片手に武器、雷電を持っている。 これと同じものが日本の飛騨、美濃の山岳地帯の先史時代遺跡から数十個出土している。御物石(ぎょぶつせき)とか独鈷石(どっこいし)と呼ばれるもので、ゼウスの雷電と同じ形です。これは天皇が持つとされるもので、数十個も発見されるということは数百年続いた王朝がここにあったことが示唆されます。しかも、これが出雲からも出土しており、飛騨・美濃と出雲王朝は同じ王朝圏であったことが示唆され、さらに出雲とギリシャ・ローマ文明の関係すら想像できます。

ヒッタイト系

ヒッタイト系(紫色のアイコン)


世界で初めて鉄の武器を開発したとされる民族。紀元前2000年から紀元前800年まで今のトルコにあった王国です。福岡県山門郡瀬高町太神に所蔵されている「七枝刀をもつ胡神像」がヒッタイトの武人像である可能性が高いことがわかり、ヒッタイト人がフェニキアの海軍力を借りて日本に到達していたことが示唆されます。また、謎の海洋民「プリテニ」が現在の小アジアや地中海に到達してヒッタイトを滅亡させた際、鉄器職人集団を日本に連れ帰った可能性も考えられています。

トップページに戻る